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旦那さんの浮気が発覚したあとも別れたくない、やり直したいという奥さんも多いのではないでしょうか。
浮気をすれば即離婚と決めている場合や、発覚時には夫婦仲も悪く、すでに破たんしていたという場合には、離婚という選択も自然な流れなのかもしれません。
しかし、少なくとも旦那さんにも愛情はあり、比較的平穏な生活を送っていた奥さんにとっては、浮気が発覚してもすぐに別れるという気持ちにはなれないのではないでしょうか。
一方の旦那さんも浮気を認め、反省もしやり直す意思を示していれば、やはりやり直すに越したことはないと思います。
しかし、頭ではいくら分かっていても、感情的にどうしても許せない等々と揺れ動いてしまうものです。
ここでは、やり直すことのメリット、デメリットについてどういったものがあるのか再確認してみたいと思います。
浮気という出来事は、それまでの旦那さんに対する信頼、そして夫婦関係を一瞬にして崩壊させてしまいます。
しかし、それまで表面的にはうまくいっていると思っていただけで、それはいつしか惰性になっていただけだったのかもしれません。
単に遊び心を満たすために浮気をしたという場合もあるでしょうが、中には奥さんには言えない悩みや不満があって浮気に走ってしまうという旦那さんもいます。
そして、別れる別れないの修羅場になってはじめてお互いの本音が垣間見れるということもあるものです。
お互いこんな不満があったんだとか、こういうことを考えていたんだとか、本当はお互いとても愛していたんだということなどがわかるかもしれません。
もちろん、旦那さんが裏切ったことは事実です。
そう簡単に許せる気持ちになれないのは当然のことです。
しかし、以前と同じような関係には戻れないとしても、単に好き嫌いという恋愛的な関係から、より深い夫婦愛に発展していける可能性があります。
雨降って地固まるという言葉もあるとおり、浮気発覚を機に、お互いと向き合い、そして自分自身と向き合うことによって、夫婦にとっての危機がより深い関係を築くチャンスに変わることもあるのではないかと思います。
子供さんがいる場合、気持ちとしては離婚したいが、子供のために別れずにやり直す選択するという方も多いかと思います。
旦那さんも子供さんに愛情があり、きちんと生活費も入れ、やり直す意思があるのであれば、父親と共に生活するということは、子供さんにとって情緒面でも経済的にも最も望ましい環境であるのは言うまでもないことかと思います。
子供さんのために自分を殺してやり直す選択をするのは、結局は子供さんの為にも良くないという意見もあります。
もちろん、どうしても旦那さんのことが許せず、精神的にも不安定になってしまい、子供さんにも影響を与えてしまうということであればやむを得ないかもしれませんが、反面、せめて子供さんが自立できるまで、自分を抑えて子供の成長に責任を持つということは立派なことではないでしょうか。
よく「子はかすがい」と言いますが、夫婦で共に子供の成長を見守ることを通じて、許せないという気持ちもいつしか和らぎ、気が付けばやり直しができているという状況になっているかもしれません。
実際に、子供さんのために離婚を思いとどまり、あの時、別れなくてよかったと思えるまでの関係に戻ったご夫婦がいることも事実のようです。
離婚した場合、旦那さんから慰謝料や財産分与、養育費等をしっかりもらえるようであれば、当面の生活費等には困らないかと思います。
しかし、必ずしも十分な金額をもらえる旦那さんばかりとは限りませんし、遅かれ早かれ自立できる手段を考えなくてはなりません。
特に専業主婦の方の場合には、別れた後の経済的な問題が重くのしかかってしまいます。
そのような場合、とりあえず別れずにやり直すことによって、自立に向けた時間稼ぎができます。
例えば、家事の合間にパートの仕事を始めコツコツと貯金をするとか、何か資格を取る、手に職をつけ少しでも有利に仕事に就けるようにするなど自立に向けた準備をしていくのも一つのやり方です。
やり直すと言っても、旦那さんを責めたり、不信感が消えないなど、どうしても後ろ向きな気持ちになりがちですが、何か目標を持つことによって、前向きな気持ちになれます。
また、自立できるという自信が付けば、旦那さんにしがみつかなくてもよくなり、気持ち的にも余裕が出てきます。
そうした余裕がかえって夫婦関係を良好にしていく可能性もあるかと思います。
一度壊れた信頼関係を修復するのは、そう簡単なことではありません。
いくら旦那さんが心を入れ替えて、愛情を注いでくれてもまた浮気をされるんじゃないかと疑心暗鬼になってしまう日々。
また、こちらもやり直すために忘れて許そうと思っても、旦那さんを見るたびに否が応にも思い出してしまうこともあるでしょう。
比較的短期間で切り替えられる人もいるかもしれませんが、たいていは数年にわたって尾を引いてしまうとうケースもあり、やり直すには非常に時間がかかるものです。
やり直すには、そんな先も見通せない中、不信感や傷ついた気持ちを抱えながら、少しづつ修復していく覚悟が必要なのかもしれません。
一度の浮気で、自分のやってしまったことを心から後悔し、それ以降、二度と浮気をしないという旦那さんがいるのも事実です。
しかし、一方では、なかなか懲りずに再度浮気をしてしまうという旦那さんもいるものです。
せっかく苦労してやり直せたと思ったのに、再度の裏切りに、結局離婚ということにもなりかねません。
浮気を繰り返す旦那さんというのは、やはり考え方のどこかに問題があったり、何かしらの弱さがあったりする場合があります。
なので、やり直す際には、旦那さんがそういった自分の考え方や弱さを改める気があるのかどうかを見極める必要があるかと思いますし、奥さん自身も、再び浮気をした場合の覚悟はしておいた方がいいのかもしれません。
以上、浮気発覚後にやり直す際のメリット、デメリットについてみてきました。
よく、離婚はいつだってできると言われますが、やり直すことも上で見てきたようなリスクもあり、そう簡単なことではありません。
しかし、例え、結果として、やり直すことができなかったとしても、そこまでに旦那さんや自分と向き合ってきたことは、次に活かせる経験となります。
なので、決して無駄にはならないと思いますが、いかがでしょうか。
